ようこそ土壌教育委員会のサイトへ!
土壌は生命と環境を育み,自然や社会環境の中で多面的な役割と機能を果たしています。土壌教育委員会は1982年以来初等中等教育現場における土壌の理解と知恵を育てる教育のあり方について検討してきました。
本サイトでは土壌教育委員会のこれまでの活動および今後の予定などを紹介します。このページを読んでいただいた皆さんは勿論のこと,もっともっと沢山の子供たちや人々が土壌に興味を持つようになることが,私たちの切なる願いです。

高校生による研究発表会(北海道支部)のお知らせ
日本土壌肥料学会北海道支部2025年度秋季支部大会(2025年12月3日(水))において高校生による研究発表会を開催いたします。発表は対面によるポスター形式です。発表および申込の詳細は、学会支部ホームページ(https://sites.google.com/site/hkdsspn/)に掲載の実施要項をご参照ください。
- ■対象
- 北海道内において、下記分野に関連する活動をおこなっている高等学校または高等学校に相当する教育機関に在籍する生徒であること。国籍は問いません。
- ■応募資格
- 対象教育機関の生徒(引率教員も参加可)
日本土壌肥料学会に加入する必要はありません。 - ■分野
- 化学、生物、地学、農学、環境学およびそれに関連した科学研究一般の中で、以下のキーワードと関連する分野
【キーワード】 土壌、肥料、植物栄養、食料生産、環境保全、環境修復、博物学(自然史)、その他 - ■発表日時
- 2025年12月 3日(水)
(当日の日程詳細は、9月を目処に、学会支部ホームページ https://sites.google.com/site/hkdsspn/ に掲示する予定です) - ■申込方法
- 下記申込先(Eメール)までお送り下さい。メールの件名には「高校生による研究発表会申込」と明記してください。受け付けましたら数日内にご連絡いたします。連絡がない場合は必ずお問い合わせください。
【発表申し込み】2025年9月26日(金)(必着)
- ■申込み先/問い合わせ先
- Eメール:yagi-tetuo@hro.or.jp
北海道立総合研究機構 中央農業試験場
日本土壌肥料学会北海道支部 庶務幹事 八木哲生
Tel 0123-89-2852 Fax 0123-89-2060
※E-mailを使用できない場合は下記までお問い合わせ下さい。
土壌教育活動だより 96-3
2025年4月より,土壌教育委員会委員1名が交代しました.新しい委員は,中部支部:村瀬潤氏(名古屋大学)です.
日本土壌肥料学会2025年度新潟大会において,高校生による研究発表会を開催いたします.対面によるポスター発表とオンライン発表のハイブリッド形式での開催を予定しています.対面によるポスター発表は,大会の初日(9月17日)に行う予定です.詳細は決まり次第,土壌教育委員会公式Webサイトに掲載いたします.
会員による土壌教育活動を報告します.谷昌幸氏(帯広畜産大学)は,2月12日にとかちプラザ視聴覚室で開催された十勝農業機械協議会2025年度研修会で,「土の力を引き出す-土の成り立ちと素性を理解する」と題した講演を行い,北海道の農耕地土壌の特徴と肥沃度,土壌診断に基づく土壌改良と施肥管理の方向性などについて解説しました.また,堆肥による土壌改良の効果についても解説しました.参加者は同会会員約70名でした.同氏は2月27日に熊本県菊陽町火の国ファーム圃場,アークホテル熊本城前で開催された九州沖縄土を考える会で,圃場断面調査において土壌改良に係る助言を行うとともに,「土壌の力を引き出すために-土壌の陽イオン交換容量(CECについて-」と題した講演を行い,土壌診断における各数値の意味と読み方、土壌改良の目指すべき方向性などについて解説を行いました.参加者は同会会員約50名でした.同氏は3月6日に十勝川温泉 観月苑で開催された北海道土を考える会十勝支部研修会で「土壌の力を使いこなせ2025-積極的なリン酸減肥に向けて」と題した講演を行い,北海道農業におけるリン酸施肥過剰の現状とリン酸減肥の必要性について解説しました.また、農業生産者から寄せられた約30点の土壌診断票について解説を行い,今後の土壌改良や施肥管理に向けた指針について論議を行いました.参加者は同会会員約40名,農業関係者約30名でした.同氏は3月24日に十勝農協改良普及センター十勝北部支所で開催された士幌町農業士会研修会で「堆肥の種類・特性と堆肥施用による土壌の物理性・化学性への影響」と題した講演を行い,士幌町内で発生する堆肥の性状と肥料効果,堆肥を連用することによる土壌の化学性と物理性の変化などについて解説しました.また,農業生産者から寄せられた約10点の土壌診断票について解説を行い,今後の土壌改良や施肥管理に向けた指針について論議を行いました.参加者は士幌町農業士7名,普及センター職員9名,農協・ホクレン・役場4名でした.
本欄では会員の皆様の土壌教育活動も紹介します.情報をお持ちの方は支部選出の土壌教育委員までお知らせください.なお,土壌教育委員会の現在の構成は公式ウェブサイト https://jssspn.jp/edu/ の「委員」をご確認ください.
(日本土壌肥料学雑誌 第96巻第3号 掲載)
2025年度土壌教育委員会
2025年度の土壌教育委員会委員は次の通りです。
名前 | 役職 | 所属 |
---|---|---|
森 圭子 | 委員長 | 埼玉県立 川の博物館 |
藤間 充 | 副委員長 | 山口大学 |
浅野陽樹 | 事務局長 | 鹿児島大学 |
神山和則 | 学会副会長 | |
丹羽勝久 | 北海道支部 | 株式会社 ズコーシャ |
髙本 慧 | 東北支部 | 農研機構 |
中塚博子 | 関東支部 | 東京農業大学 |
村瀬 潤 | 中部支部 | 名古屋大学 |
角野貴信 | 関西支部 | 公立鳥取環境大学 |
赤木 功 | 九州支部 | 鹿児島大学 |
浅野眞希 | 事業協力委員* | 筑波大学 |
豊田 鮎 | 事業協力委員* | 香川大学 |
早川 敦 | 事業協力委員* | 秋田県立大学 |
村野宏達 | 事業協力委員* | 名城大学 |
顧 問 :福田 直(武蔵野学院大学)
顧 問 :平井英明(滋賀大学)
顧 問 :小﨑 隆(愛知大学)
顧 問 :隅田裕明(明治大学)
教育担当理事:藤間 充(副委員長兼任、山口大学)
*教員研修およびその他の普及事業担当